〔184〕伯母子岳 (1,344m)

2006年05月04日(当時56歳)


林道歩き中に、あれが山頂かと思われるピークが次々見え出すが、
すべて途中の山であった。 山頂はまだまだ先の様だ。
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奈良県吉野郡野迫川村
登山口
  大股の集落から標高差600m以上ある登山道があるが、今回は標高差の少ない安易な登山口から登る。  護摩壇山を経由して歩き通す元気なハイカーも居る様であるが我々、中高齢者(?)は車で林道入口まで行き、最短と思われる
コースで登ることとした。 林道入口には駐車場らしいスペースは無く、路肩の少し広い場所に車を押し込む。 先行車は3台だけであったが、下山時には道路に車がずらーと並んでいた。

33分程歩けば ”口千丈山”(1,331m)の標識に出くわすが、
林道の途中の少し高い所の感じで山頂と思える雰囲気は何も無かった。

林道入口からは車でも走れそうな地道の林道が続く。
緩やかな上り下りを繰り返しながら足を進める。
Road Map :R371、龍神スカイラインをごまさんスカイタワー近くから
            東進する林道に入る。
Route Map:林道歩きの穏やか道であるが5.6kmと距離は長い。
約50分で ”牛首山”の標識に出くわす。こちらは ”口千丈山”
以上にピーク感の無い林道途中であった。 目印にはなるので要所に
標識があるのは有り難い。

”牛首山”から先を見ると、大きなピークが見えて、あれが山頂かと
思ってしまったが、林道は裾野を迂回して回り込んでいる。
”伯母子岳”はこのピークの向こう側に控えていた。

雑木林に囲まれた尾根筋の登山道を穏やかに登って行く。

1時間30分を要して ”伯母子岳”(1,344m)に着く。
山頂からは360°の大展望が得られ、紀伊の山々が見渡せた。

山頂より北面を見る。 この展望が360°得られるが
山座同定は出来ないので眺めるだけで終わってしまった。

1時間20分で登山道の入口に着く。
日本二百名山
関西百名山』 個人的な感想としては何も良い所は無かったが、山頂からの展望だけは良かった。
標高差:114m
下山時に道間違い
  ゆっくりと山頂で休憩して下山していくと十字路に出た。 こっちだったと思う方向に進んでみるが違和感があり、戻って違う道を選び下山していくと ”大股”への標識が出てきた。 かなり歩いたが再び十字路に戻り、さっきの道に戻る。 ツツジが咲く道であるが登り時はツツジを見ていない。 不安に思いながらしばし進むと登り時の登山口に出た。 2人も居ながら山頂からの降り口を間違えた様であった。
  ここは林道ツーリングのメッカなのか、オフロード車が何台も駆け抜けて行く。 ハイカーに悪いと思っているのか全員が会釈してくれるが、それならハイカーの居るところだけでもゆっくり走れと言いたい。
標高差は少ないが緩やかな上り下りが多く、しかも、下山時の方が登りが多い感じがする。
  道間違いがあったために下山時の方が時間が掛かり1時間54分で駐車場に着き、トータル3時間50分で”伯母子山”を終える。
帰路の高野山
  高野山を通って帰ることになるのだが、G・Wの高野山は凄い人出で車が動かない。 高野山を訪れたことの無い自分にとっては好都合で車の中から高野山の寺院を見学しながらノロノロと車を進める。 コウヤマキは好きで庭にも植えていたが、高野山に来ると本当にコウヤマキだらけなのに一人感動する。
今日の山歩き
  護摩壇山 → 伯母子岳
おばこだけ
林道途中に車を停めて林道を歩き始める。
前方には ”伯母子岳”の山頂が望めたが、
後600mにしては随分と遠い様に見えた。
道標を確認して林道から登山道に入って行く。
広々とした山頂には数組のハイカーが休息していた。
折角登った日本二百名山なので記念撮影をしておく。
何と! 先輩は冷えたビールを持参していた。
運動後の冷えたビールは最高の御馳走だった。
逆光で写真写りが悪いが ”伯母子岳”の山頂から ”護摩壇山”が見えていた。
2024年4月4日改定